ママたちの体験談

人のケアをする立場の大人の健康も心配

南阿蘇村河陰久木野 K.T 子供:(内緒) 公開日:2017.01.26 更新日:2017.01.26

前震

お風呂からあがって、そろそろ寝ようかなということで子供達と布団に入っていた時だった。ゆれが長かったので、動きがとれなかった。何かの下にもぐるということはしなくて、布団をかぶってじっとしていた。余震もあったので、しばらく起きてはいたけど、もういいだろうという時点で寝た。翌日は授業参観の日だった。あるのかなという話はしていたが、PTA総会なども短縮して行われた。知り合いと、地震どうだった、とか無事でよかったね、という話をした。

本震

前震のこともあり、休みの前の日でもあったので、テレビを見ながら起きていた。ゆれがひどく、「あ、もうだめか」と一瞬思った。おさまったかなという頃、外の車に乗り込んだ。その日は車の中にいた。翌日、少しだけ片付けをした。地震保険の関係で写真を撮っておいた。こんな時、電話をしていいのかどうか迷った。電話の回線がパンクしてしまいつながりにくくなるかもしれないと思ったからだ。実家には大丈夫という電話をした。地域の方から、公民館の方でみんな集まって炊き出しするからという連絡を電話でもらった。

食器棚は作り付けのスライド式だったので、食器が落ちてくるなどのことはなかったが、食器棚の中身はぐちゃぐちゃだった。電子レンジは落ちていなかったが、オーブントースターは落ちていた。

前震の時、水も何もためてなかったので、反省したつもりで棚の上に水を入れたものを置いていたが、それがこぼれていた。

カセットコンロがあってよかった

断水は停電とともに3〜4日目に解消したが、何時から何時までのような時間制限があったと思う。本震の次の日は、買い置きしていたインスタント的なものを食べたと思う。カセットコンロやボンベがあってよかった。うちのガス台はビルトイン式だが、普段はガス台がきちんと壁に付いている。それが本震後離れていたので、しばらくガスは怖くて使えなかったのだ。本震の後の土日に実家に帰っていたが、その時に飲み水やすぐ食べられるものを買い込んだ。

子供は2週間実家に預けた

私の仕事が始まったが、保育園も小学校も休みだったので、子供は2週間実家に預けた。子供は、直後は怖いよーなどと言っていたが、実家に行っていとこがいて遊べる環境だったこともあり、ちょっとは気が紛れていたようだ。割と楽しく過ごしていたようだ。しかし、学校と保育園が休みだったこと、これがとても困ったことの一つ。車を持っていたので、ものを買いに行くなどはできたので問題はなかった。学校問題がやはり困った。

普通の生活に戻ったのはゴールデンウィーク明けだった。避難所に行っていた人などよりかは早かったと思う。

日頃の備え

全国のママさん達へ伝えたいのは、日頃の備えがやはり必要だということ。車のガソリンはこまめに入れておいた方が良い。車がないと避難所にも行けない。地震後、私もこまめにガソリンを入れるようになった。トイレ用の水は2リットルのペットボトルに20本あるかないかぐらい備えている。飲み水も何本か置いておくようにしている。食べ物も缶詰などは置いておくようにしている。

食べ物は食べなれたものを備蓄しておくと良い

震災直後買い出しに行った時、品物があまりなかった。日頃食べているようなインスタント食品はなかったので、日頃食べたことがないようなものが残っていた。その時買ったものは、いまだに残っている。買い置きする時には、日頃食べなれているものを買った方がいいと思う。また、子供がいればなおさら日頃食べなれているお菓子を買い置きしておいた方が良い。うちはたまたまお菓子に関しては買い置きがあったので良かった。

大人も参っている

ママたちの熊本地震のサイトを読んで思ったことがある。子供のケアもしていかなくてはならないのだろうけれども、見ため何にもないように見える大人もどうにかしないといけないと思う。子供が笑って遊んでいるのももちろん大切なことだけれども、ケアに当たられている方とか行政の方を含めて、大人もどこかで息抜きをしないといけないと思う。頑張れる人が頑張ることになる現場があるのは確かだけど、自分の体も気を付けないとと思う。避難所で支援する側の方も無理をしてるんじゃないのかなと思う。どうしても動ける人が動くという感じになっている中、また数々の作業もいつからいつまでやれば終わりと決まってなくて長く見てやらなくてはいけない中、どうしていけばいいのかなと思う。

2016年12月17日聞き取り

教訓
  • 食料の備蓄は食べなれているものの方が良い
  • 子供がいれば食べなれたお菓子の備蓄は必要
  • カセットコンロは重宝、備えておこう
  • 大地震の復興は長丁場、大人も適度な息抜きを