ママたちの体験談

キャンプインストラクターの経験がとても役にたった

南阿蘇村久石 M.F 子供:小5(女)、小3(男)、5歳(男) 公開日:2016.12.19 更新日:2017.01.10

前震・本震直後

前震の時は、今までにないくらいゆれが長かった。その日は外に出て車中泊した。駐車場は周りが建物に囲まれているので、車は畑の方に移動した。

本震の時は、「またきた」と思った。地震がきたと思ったらその後携帯のアラームが鳴り出した。玄関にある靴箱が落ちていたのと、壁が少し落ちてきたという被害だった。

ビニールハウスにテントをはって

このあたりは水道組合が運営している水道なので、水は止まらなかった。配管も大丈夫だった。停電は数日間だった。1週間ぐらいは、家の横のうまや(倉庫)で寝泊まりしていた。2〜3日は夜は車の中で寝ていたが、体もきつくなってきたので、農業資材用の大きなビニールハウスの中にテントをはって寝ることにした。

農業の被害

うまやでは携帯用のプロパンガスを使って料理していた。うちはアスパラ農家であり、地震の時はアスパラの最盛期だった。アスパラもだいぶ料理した。停電しているので冷蔵庫や冷凍庫の中身を早く食べなくてはいけなかったので、そういうのも利用して食べていた。

農業被害としては、アスパラの流通が3日ほど止まってしまった。その分の収入が被害額だ。

キャンプインストラクターの経験が活かされた

私は独身時代キャンプインストラクターをしていたので、その経験がこの地震では存分に活かされた。火おこしやテント張りなどでその技術が役に立った。薪で火おこしをするということは、例えば熊本市内では無理じゃないかと思う。熊本市内の人はとても大変じゃなかったのかなと思う。

全国のママさん達には、自然にはかなわないけど、いろんな経験をしておくことが必要なのではないかと伝えたい。

ボランティアの方・地域の方・消防団の方について

自然学校を経営している人がボランティアとして現地に入ってくださった。何が必要なのかといったことをヒアリングしてくださっていた。東日本大震災で様々なことを経験していらっしゃり、ケアが確立しているような印象を受けた。日本全体で災害の経験が活かされはじめているのではないかと思う。

また、地域の方もすごく落ち着いていらっしゃった。この地域は、何かあったら地域で動くという安心感がある。そのあたりは田舎ならではなのかなと思う。平成24年の水害も経験したが、地震は長丁場で対応しなくてはならないのだなとも思った。

また、消防団の人がいたから被害がそこまで大きくならずに済んだのではないかと思う。消防団の人は、平成24年の水害の時も、家まで迎えにきてくれるなどしてくれた。

SNSについて

ラインやフェイスブックについて、良かった点は物資をとりに行くのにどこの道に行ったらよいかなどの情報をすぐに知ることができたこと。阿蘇大橋が落ちたとか阿蘇神社が被害を受けたとかいう情報はラインやフェイスブックで早い段階で知ることができたが、最初は本当に事実なのか確信が持てなかった。

教訓
  • キャンプの技術は地震後にも役に立つ
  • 地域のつながりを普段から大事にすることで、いざという時に安心感を得られる