ママたちの体験談

SNSがあったので一人じゃないと思えた

阿蘇市三久保 T.T 子供:2歳(男)、下の子を妊娠中だった 公開日:2016.12.12 更新日:2016.12.16

前震・本震直後

地震は里帰り出産のために熊本市の南方にある宇城市の松橋町に帰っていたときに起こった。前震は息子と1階にふたりで寝ていた時に起こった。すごかった。息子の上におおいかぶさった。

本震は、ゆれか携帯のアラームかどちらかで起きた。ゆれがすごく長く感じた。子供は、そのゆれから「電車、ひこうき」などと言ってしばらく夢を見ていたようだ。泣き叫んだり怖がったりすることはなかったのでよかった。私もできるだけにこにこしているように気をつけた。

しばらくはアラームがまた鳴るんじゃないかとびくびくしていた。

1週間の断水

水は1週間ぐらい、電気は2日ぐらい復旧にかかった。携帯の充電は父の職場でしてもらうなどした。水は自衛隊の給水車に親がくみに行った。ジャーやポリタンク、大きなふた付きのバケツなどを使った。ポリタンクは、たまたま父が持っていたもの、ふた付きのバケツは生ゴミをEM菌で処理するためにいつか買ってきていたものだったが、使用していなかったので水くみに使った。

トイレの水は、お風呂のお湯をそのままためていたものを使った。いつもお風呂のお湯は洗濯に使うためにとっておいていたのが良かった。余震の怖いさなか、もし一人目が覚めてトイレに行く時はみんなでいっせいにトイレに行くことにしていた。そしていっせいに流していた。タンクに水を入れておけばよいことはあとでいとこに聞いたが、その時は知らなかった。

宇城市不知火(しらぬい)の親戚の家はライフラインが通っていたので、お風呂や洗濯に行っていた。

食べ物について

ご飯は、食品会社に勤めているお隣さんの差し入れをもらったり、冷凍庫にあるものを解凍して食べたりなどしていた。コンビニは開いていたけど、ものがなかった。前の日料理していたものも食べた。

夫の実家は一部損壊

夫の実家は益城だが、前震の時東京にいる夫の弟から電話がつながらないと連絡があった。前震の時夫は益城に行っていたのだ。その前に私は夫とつながっていて、連絡がとれていたので安心していたが、あわててしまった。その後夫の弟に電話をしてもつながらない。結局夫の弟のお嫁さんにラインをして連絡がとれることとなった。

夫の実家は一部損壊で、カメラにおさめられていたのを見たが、家の中にとても入れない状況だった。

クーラーボックスがあるとよい

全国のママさん達に伝えたいのは、ガソリンは常に満タンにしておいた方がよいということ。食料をとりに行くにも車が必要だし、ガソリンスタンドは渋滞していたので…。それと、クーラーボックスには氷やアイスノンのようなものを入れると冷蔵庫のかわりになるので、用意しておくとよいと思う。

SNSが役に立った

あとは、携帯の充電器は必要だということ。手動の充電機があるようなので、それを買っておいた方がよいと思う。でも、車のシガーライターのソケットにつなげられる充電器があれば大丈夫だとは思う。避難所にも携帯の充電ができるスペースはあったようだけど、充電できるものを自分で持っていると便利。特にラインでの連絡は役に立った。はげましにもなったので、SNSはいいと思う。うそが拡散されたようなこともあったけど、一人じゃないって感じられる。私は地震の時おなかが大きくて何もできないという無力さを感じていたけど、同じ妊婦さんどうしで連絡をとりあうなどしていたのがよかった。

地震の後、松橋でも車で20分ぐらいのところに子育て支援センターがあったので通った。余震などの様子をみながらだったけど、子供は外に出たがったのでありがたかった。

5/17日にまた大きい地震が来るといううわさがあったので怖かったが、子供は無事産まれた。

教訓
  • 停電時に冷蔵庫が使えない時、クーラーボックスがあると便利
  • 食べ物をとりに行くにも車が必要、ガソリンは常に十分入れておこう
  • SNSなどで情報を得るためにも、停電時でも携帯の充電ができるものを用意しておこう