防災ハウツー

家庭に備蓄しておくべきトイレ関連のグッズとは?

公開日:2016.12.09 更新日:2016.12.09

地震後のトイレ問題は切実

地震後、すぐに困ったのがトイレ問題でした。水道が止まるので、当然トイレの水も流れなくなります。筆者は地震後しばらく夫の実家にいたのですが、畑で用を足すことも考えました。しかし、畑は周囲からの視線が気になります。そこで、夫の実家で取り入れていた方法は、バケツに水を用意しておき、トイレのたびにそこの水をトイレに流すという方法です。ただし、使用後のトイレットペーパーは流さず、ごみ箱に捨てるという方式をとっていました。その方が流す水が少なくて済むからです。しかし、少量の水で流すので、詰まりも気になっていました。

地震後しばらくたってから専門家に見てもらったところ、特に詰まりもない状態だったのでよかったのですが、少量の水で流すことによって詰まりが発生する場合があるようです。また、地震によってあきらかに排水管が詰まっていた場合や下水道が被災している場合、トイレに水を流すことを控えた方がよい場合があります。その場合、携帯トイレなどの災害用トイレの備蓄が役に立つでしょう。携帯トイレは既存の洋式便器等に設置して使用する袋状のもので、袋の中に入れる凝固剤や吸水シートとセットになっており、中には防臭効果のある袋が付いているものなどたくさんの種類があるようです。ここでは、家庭に備蓄しておくべき携帯トイレについて、NPO法人日本トイレ研究所の平澤恵介氏にお話を伺いました。

大きな地震後の直後は、水を流さないのが〇!携帯トイレが活躍

<NPO法人日本トイレ研究所・平澤恵介氏のお話>
大きな地震後は、マンション・家の敷地内の排水管等が壊れている場合があります。無理に流すと詰まってしまったり、溢れてしまったりすることもあります。そこで必要になってくるのが自宅の便器で使用できる「携帯トイレ」です。できれば1週間分は備えておく必要があります。仮に1日5回トイレに行くとすると、5人家族であれば最低75袋は必要となる計算です。携帯トイレは様々な商品がありますので、日本トイレ研究所が運営する「災害用トイレガイド Web(www.toilet.or.jp/toilet-guide/)に掲載されている商品の中から、いくつかご紹介します。

■サニタクリーン
袋の中に吸水シートが入っており、一枚で2〜3回は使える商品です。一体型のため、袋を開いて便器に付ければすぐに使用できるという点がポイントです。
http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/product/05.html

■ほッ!トイレ
袋に凝固剤を入れた後に使うタイプとなります。1つ1つが小さいため、バッグに入れて持ち運ぶのが便利です。
http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/product/07.html

■おしゃレット
「ほッ!トイレ」を狭い車内などで使いやすいようにしたものです。
http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/product/10.html

■BOS非常用トイレセット
臭いがもれない保管用袋がセットになっています。汚物袋を保管する際の臭いが気になる場合に有効です。
http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/product/43.html

他にも、企業向けの備蓄セットや個包装のものなど、様々な種類の商品があります。
http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/product/list.html

また、便器が無い場所でもプライバシーが保てる空間があれば「簡易トイレ」を使用することができます。足腰の不自由な高齢者やお子さんは、和式トイレが使えない場合があります。例えば熊本地震では避難所によっては和式トイレが多かっため、「ラップポン・トレッカー3」が使用された場所がありました。


(c) NPO法人日本トイレ研究所

「簡易トイレ」も様々な商品があります。下記ページの中ほどから簡易トイレの紹介がありますので、ぜひご覧ください。
http://www.toilet.or.jp/toilet-guide/product/list.html

携帯トイレは状況に合わせて選びたい

以上、平澤氏のお話でしたが、筆者はまだ携帯トイレを備蓄していません。これを機会に備えておこうと思います。非常持ち出し袋に入れるもの、家庭に保管しておくものなど状況を考えながら選びたいと思います。こうした携帯トイレがない場合、新聞紙とポリ袋で急場をしのぐことができるという情報もあります。それについてもまたの機会にご紹介したいと思います。

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